【株価指数CFD】とは?
1.株価指数CFDとは
株価指数とは、複数の銘柄を選び出し、それぞれの株価の平均値を算出したものです。
日本では日経225(日本の有名企業225社の平均株価)、米国ではNYダウ 、欧州ではドイツDAXやイギリスFTSE100などが有名です
CFDとは、Contract For Differenceの略語で「差金決済取引」や「証拠金取引」を意味します。FXと一緒ですね。
FXはCFDの一種で、外国通貨を取引対象としたCFD取引のことを特にFXと呼んでいます。 そのため基本的な考え方は株価指数CFDとFXとでほぼ同じになります。
つまり、「株価指数CFD(株価指数証拠金取引)」は日本の日経225や米国のNYダウなどの株価指数に対して証拠金取引をするということです。
2.株価指数CFDの魅力
2-1.インデックス投資なので、リスクが分散される
日経225で考えるとわかりやすいと思います。
個別株の場合は不祥事や業績悪化による急落や倒産で価値がゼロになるなどのリスクがありますが、日経225は225社の日本企業株の平均株価になるので、個別株と比べて安定します
日本の有名企業225社が同時に倒産することはそうそうないでしょう。(そうなったときは、世界が大変なことになってますね)
しかもこの225社は入れ替わります。
業績が悪い会社は構成から外されて、業績のいい会社に入れ替えられます。
日本は義理と人情を大切にしているのか入れ替えが少ない印象がありますが、アメリカなんかは業績が悪いと簡単に入れ替えるので、長期的には株価が上がる仕組みになっています。
2-2.為替リスクがない
岡三オンライン証券の株価指数CFDは海外の株価指数(NYダウなど)も円貨で取引できるため、為替によるリスクを気にする必要がありません 。
外国株に投資する際は通常は為替レートを掛けますが、岡三オンライン証券では一律で100円を掛ける仕組みなので、為替無関係です。
『NYダウが値上がったけど、円高になったから、結局利益が出ない』なんて心配はありません。
為替と連動していないので、為替の値動きで利益を出すFXと分散投資するにももってこいです。
(為替と連動しているとFXで利益が出たときは同じように利益が出て、FXで損失が出たときは同じように損失が出てしまって、分散投資にならない)
2-3.配当金相当額が受け取れる
買いポジションを保有している場合、株の配当金と同じように配当金相当額が付与されます。
日経225、NYダウ、FTSE100は構成銘柄に配当金があるので、配当金相当額が受け取れます。
(DAXは構成銘柄に配当金がないので、配当金相当額がありません。 )
2-4.証拠金取引だからレバレッジをかけられる
FXと同じようにレバレッジをかけられます。
もちろんレバレッジの倍率を上げるとリスクも高くなるので、注意が必要です。
ただ、馴染みのある日経平均を考えてもらえばわかりますが、個別株と違い、日経平均が1日、2日で半分になることはまずないと思いますので、2倍程度なら問題になることはないでしょう。 (レバレッジが2倍なら日経平均が2分の1にならないとロスカットされません)
レバッジを2倍にすれば、単純に配当金相当額を2倍の資金効率で受け取ることができます。
3.おすすめの株価指数銘柄はFTSE100
おすすめの株価指数銘柄はずばりFTSE100です(^^♪
1年間の配当額(2018年実績)
銘柄 必要証拠金 配当金 金利 合計 年利
日経225 64,170円 40,834円 0円 40,834円 63.36%
NYダウ 68,980円 56,692円 -61,425円 -4,733円 -6.86%
DAX 26,530円 0円 -1,280円 -1,280円 -4.82%
FTSE100 26,000円 30,945円 -8,729円 22,216円 85.45%
※買いポジションのときは配当金を受け取って金利を支払います。
※必要証拠金を必要資金として年利を計算しています。
年利を比較するとFTSE100が圧倒的であることが分かります。
実際には必要証拠金以外に下落時の含み損を考慮した余裕資金が必要となりますが、それでも非常に高い利率をほこっています。
また、上記4銘柄は複数の有名企業を対象とした株価の指数なので、長い目で見ると右肩上がりの傾向にあります。
FTSE100はロスカットしないようにリスクを抑えて積み立てていけば、魅力的な不労所得になる!!
4.実際の配当金を考えてみる
配当金を高配当なイギリスのFTSE100で考えてみます。
FTSE100 1枚につき配当金は23,000円程度で必要最低証拠金が26,000円です。
つまり最低、26,000円あれば年間23,000円程度の配当金を受け取ることができます。
ただし、このままでは株価が下がるとすぐにロスカットされてしまいますので、暴落時の含み損を考慮して、入金しておく必要があります。
暴落の目安として世界的に株価が暴落したイギリスのEU離脱時の値動き参考にします。
離脱の際に話題の中心だったイギリス株は約600円ほど下落しましたので、1枚につき60,000円の含み損が発生しました。
つまり、
口座への入金額(86,000円) = 証拠金(26,000円) + 含み損(60,000円)
となり、口座への入金額(86,000円) を入金しておけばイギリスのEU離脱級の暴落に耐えつつ年間約23,000円、年利にして約26%の不労所得を得ることができます。
さらに運用を始めれば徐々に配当金が積み上がっていきますので、ロスカットの危険性は低下していくと考えられます。
それでも更なる暴落が心配な場合は、15万円とか20万円とか多めに入金しておけばさらに安全性が高まります。
リーマンショックと同等レベルの暴落※を考慮して口座への入金額(20万円)としても年利にして約12%と、預金での金利がバカらしくなる高利率の不労所得を得ることができます。
※リーマンショック前から下落していたので、当時の最高値から最安値まで耐えるとすると30万円は必要になります。
ちなみにわたしは1枚につき20万円で積み立てています